車椅子M.S君と行く九州・・・無謀な旅 (part11)



 わたくしたちは、こちらの路面電車、低床車両のユートラムに乗車します。
これは、段差の無い路面電車で車椅子でも楽に乗れます。
 鹿児島の繁華街である天文館までは、大混雑しておりましたが、そこから先はガラガラでした。

わたくしたちは、桜島桟橋通(さくらじまさんばしどおり)電停で降りることにしました。
 向かった先は、フェリー乗り場。
そうです、ここから桜島へ渡ることにしたのです。
 すぐにフェリーへ乗り込みますが、客室へは車椅子では入れないので、デッキの部分でわたくしたちは過ごすことにしました。
 桜島から来た、フェリーが戻ってきました。
あの船が着いてから出航のようです。
 対岸の桜島ですが、このように、頂上が雲に隠れており、何も見えませんでした。
 客室を覗いてみると、あまり混雑してなく、落ち着いた雰囲気となっていました。
 船が出港しました。
わずかな船の旅が始まります。
 約10分ほどで、桜島港が近づいてきました。
 所要時間、15分で桜島に到着しました。
ここで、温泉に入ろうと、地図を見て調べると、近くに温泉があるのを発見。 
 着いた先は、こちらの桜島マグマ温泉です。

とても開放的で良い温泉でした。 また浴場からは、鹿児島湾が見え、これもまた最高でした。
 時間がなくなってきましたので、桜島を離れることにします。
やはり、桜島の山は綺麗に見えませんでした。
 桜島フェリーターミナルに戻ってきました。

早速、料金を払って、乗り込むのですが、鹿児島の場合は、障害者割引が、障害者本人しか適用されず、介助者は対象にならない・・・という風でした。
 お金の取り方としては、非常に間違っており、障害者には優しくない料金設定となっております。 車椅子のM.S君も、この料金設定に頭をひねっておりました。
 今度のフェリーは、車椅子でも客室へ入れるようになっており、客室へ入ろうとしましたが、外のところに、据わるところがあったので、ここを占拠しました。

このように、運転室の近くの席が空いており、船の運転を間近で見ることが出来ます。
 鹿児島の市街を見ると、このあたり夜になると、夜景が綺麗かもしれないです。
 約15分で、桜島桟橋へ着きました。
フェリー体験も、車椅子のM.S君には、貴重でした。
 桜島桟橋から徒歩で、鹿児島(かごしま)駅に向かいました。

ここで、ひろさんとお別れになりました。
わたくしたちをここまで助けてくれたので、本当に感謝でした。

ひろさんのおかげで、車椅子のM.S君は、ネットの人間は、信用できない・・・という考えが少しは消え失せたようでした。

ひろさんと別れてから、すぐにこちらの路面電車に乗車しました。
 しかし、バリアフリー対応車が全くこないので、普通の路面電車に乗り込みました。

運転士も車椅子のM.S君が乗るのを見て、大驚きでした。
 多少混雑して、鹿児島中央駅前電停に到着しました。

この芝生の路面は、やはり驚いてしまいます。

 さて、ここから、名古屋に帰るまで、わたくしと車椅子M.S君の二人だけの旅となります。
 駅の中にある、食堂で夕食を食べ、ホテルに戻りました。
ホテルの部屋からは、このように、鹿児島中央駅が見えました。
 自動販売機にも、九州新幹線のPRがあり、これを見て、M.S君も、「つばめ」の宣伝には、驚いていました。

(3日目終了・・・)




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